さけいど
酒井戸
国内
場所・異界
- どんな話か
- 鎌倉初期の長者の時代に酒が湧いていたと伝わる、酒井戸という泉の話。
- 細部
- 鎌倉時代の初め頃、とある長者が信仰していたと伝わる本尊を祀る観音堂のそばに、酒井戸という名の泉があった。その長者が栄えていた時代には、この泉から酒が湧き出していたのだという。富み栄えた長者の時代にだけ酒が湧いたとする筋立ては、繁栄と衰退を泉の変化に重ねて語る、相馬に伝わる長者伝説の一形態である。観音堂という信仰の場のすぐそばにこうした富の伝説が残る点も、この話の特徴のひとつである。
- 広まり方
- 1940年刊行『旅と伝説』、市川親文「福島県相馬地方の民謠その他」に記録されている。
- 地域
- 福島県相馬市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ