さけびごえ
叫び聲
国内
場所・異界
- どんな話か
- 大阪城山里丸では夕闇時に大勢の叫び声や徘徊する人影が現れるとされ、大阪夏の陣で非業の死を遂げた人々の妄執によるものだという。
- 細部
- 大阪城の山里丸にまつわる話である。夕闇が迫るころになると、この一帯では大勢の人間の叫び声が聞こえてくることがあるのだという。声だけでなく、時には人影がふらふらとさまよい歩く姿が見られることもあるとされる。こうした怪異が起こる理由として、かつて大阪夏の陣において非業の死を遂げた大阪方の人々の深い妄執が、今なおこの地に残り続けているためだと語られている。落城にまつわる激しい戦の記憶が、怪異という形でこの城跡に染みついているとする話である。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究上方』所収、上田長太郎「大阪城の怪異譚」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ