こうしのさかいど
孝子の酒井戸
国内
場所・異界
- どんな話か
- 貧しい孝行息子が母に酒を飲ませたいと井戸を掘ると酒のような水が湧いたという勿来の伝説。
- 細部
- いわき市勿来町に伝わる孝子譚。酒好きの母を持ちながら家が貧しく、望むだけ酒を飲ませてやれないことを苦にした息子が、ある日家の裏手に井戸を掘り始めた。すると水の代わりに酒のような液体が湧き出し、それがなかなかの上等な酒だったので、母親はたいそう喜んだという。このとき使った鍬は出蔵寺に伝わり、大同2年に同寺が建立された際、縁起の良い道具として地ならしに用いられたと伝えられる。井戸の跡は酒井関根の民家の裏に今も残っているという。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫の水に関する伝説の記録による。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ