よこかわにさかなのいないわけ
横川に魚のいないわけ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 釣果を隠して嘘をついた男が僧の護符を流し、以後その川では魚が釣れなくなったという。
- 細部
- 横川で釣りをしていた男に、通りかかった僧がよく釣れているねと声をかけた。分けてくれと言われるのを警戒した男は、さっぱりだと嘘で答える。すると僧は護符を差し出し、これを釣り場へ流しておけば魚が寄ると教えた。言われたとおりにしたところ、その川からは魚がすっかり姿を消してしまったという。この僧は弘法大師であり、欲得から嘘をついた男を見抜いて懲らしめたのだと伝える。土地に魚がいない理由を高僧の来訪に結びつける、大師伝説の典型の一つである。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、その他の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県小谷村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ