ざおうのれいこんやどるさいのかわら
蔵王の霊魂宿る賽の河原
国内
場所・異界
- どんな話か
- 蔵王山への登拝口にあたる地で、麓の村々では死者の霊がとどまる場所とされ、かつてはここから先が女人禁制だった。
- 細部
- 蔵王山へ参拝のために登る道の登り口にあたる場所が、賽の河原と呼ばれている。ふもとに暮らす村々では、人が亡くなるとその魂はこの地にとどまるものと考えられており、山そのものが死者の霊魂の行き着く先として信仰の対象になっていた。かつてはこの賽の河原から先の道が女人禁制とされており、女性が立ち入ることのできない聖域として長く守られてきたという。蔵王山という霊山の入り口に、あの世とこの世の境のような地名が与えられている点に、山岳信仰と死者供養の結び付きがよく表れている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県蔵王町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ