さべのいずみ
さべの泉
国内
場所・異界
- どんな話か
- 北小倉にある泉で、その水を沸かした湯は風邪に効くと言い伝えられてきた。
- 細部
- 北小倉に湧くこの泉の水は、沸かして飲むと風邪によく効くとされてきた。裏付けとして語られるのが、風邪をこじらせて死にかけた子どもの話である。その子がこの泉の水を飲みたいと口にしたので、家の者が汲んできて飲ませたところ、ほどなく回復したという。薬の入手が容易でない時代に、特定の湧き水へ治癒の力を認める信仰があったことを示す例で、泉の名がそのまま効能の記憶を伝えている。
- 広まり方
- 1990年刊行の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、水の伝説のうち清水の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ