りゅうとうかんのん
竜頭観音
国内
場所・異界
- どんな話か
- 竜に乗った美津波能女之命が天から下って少彦名命の病を治した地に湧く御神水が、允恭天皇の病も治したと伝わり、今も婦人病に効くとされる話。
- 細部
- 奥田字日沢の地、一アールほどの林に囲まれた静かな田んぼのほとりに、粗末な社と小屋が建てられ、多くののぼりが立てられている。その小屋には竜頭観音の額と、その由来を記したものが納められている。神代の国造りの時代、美津波能女之命が竜に乗って天から降り、少彦名命の病を治したといい、その場所から水が湧き出したのだという。のちに病に苦しんでいた第二十代允恭天皇にもこの御神水は効き目を発揮し、病がすっかり癒えたと伝えられる。今でもあらゆる病に効くとされ、なかでも婦人病によく効くといわれ、瓶に水を詰めて持ち帰る信者が多いという。
- 広まり方
- 1976年の『みなみ』誌に掲載された山本錠之助「奥田の拾い話 恋の水神様」に記録されている。
- 地域
- 愛知県美浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ