つるがのしょうがつをてらすりゅうとう
敦賀の正月を照らす龍燈
国内
場所・異界
- どんな話か
- 常宮神社では正月元日の明け方、波の上に霊火が現れて本社前を照らし、その通り道の海上は禁漁とされた。
- 細部
- 敦賀市の常宮神社には、毎年正月元日の明け方に不思議な現象が起こるという言い伝えがある。夜明け前、波の上およそ一尺ほどの高さのところに一団の霊火が姿を見せ、あたり一帯の海上を照らしながら本社の前でしばらくのあいだとどまり、やがてまた元来た場所へと静かに戻っていく。この霊火は龍燈と呼び習わされ、地域を代表する神聖な現象として語り継がれてきた。霊火が通ると信じられていた海上の一帯はその通り道とみなされ、漁を行うことが固く禁じられていたという。
- 広まり方
- 1989年の『加能民俗研究』所収、小倉学の「北陸の龍燈伝説」に記録がある。
- 地域
- 福井県敦賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ