りゅうぐうさまのかしわん
竜宮様の貸し椀
国内
場所・異界
- どんな話か
- 膳椀が足りないとき渕に頼めば貸してくれたが、欲深い者が一膳返さなかったため以後は貸してくれなくなったという。
- 細部
- 竜宮の渕と呼ばれる場所では、祝い事などで膳椀が足りないときにこの渕へお願いすると、必要な数だけ椀を貸してくれるという習わしがあった。長らく村人たちはこの恩恵にあずかっていたが、あるとき欲深な人物が借りた椀のうち一膳を返さずに持ち帰ってしまった。この一件以来、渕はどれほど頼んでも二度と椀を貸してくれなくなったと伝わっている。人の欲が神仏との約束を壊してしまう典型的な話である。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』所収、井田安雄がまとめた群馬の伝説の代表例に記録がある。
- 地域
- 群馬県伊勢崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ