りゅうぐうのひめによばれたろくべえ
龍宮の姫に呼ばれた六兵衛
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 渡し舟から落とした笠が水に引き込まれた後に病で危篤となった美男・六兵衛が、岩に入って六兵衛岩になったという話。
- 細部
- 六兵衛という美しい男がお伊勢参りに出かけた際、渡し舟の上でうっかり笠を落としてしまった。その笠は水面できりもみするように回転しながら、あっという間に水中へ引き込まれていったという。お伊勢参りから戻った六兵衛はほどなく病にかかり、やがて危篤の状態にまで陥ってしまう。すると重病のはずの六兵衛が突然むくりと起き上がり、小さな穴の開いた岩の中へと自ら入り込んでしまい、そのまま六兵衛岩と呼ばれる岩になったと伝わる。これは龍宮の姫が六兵衛を気に入り、自分のもとへ呼び寄せたためだったのだという。
- 広まり方
- 1993年の『常民』岩手県和賀郡東和町の調査報告書(中央大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ