りゅうぐう
龍宮
国内
場所・異界
- どんな話か
- 二ノ滝を割ろうとした城主は龍宮の夢告で中止し、滝に沈んだ材木を竜王に訴えた材木商は戻ると三年が過ぎていたという。
- 細部
- 二ノ滝という滝があり、この滝に阻まれて鮎が上流の段嶺まで上ることができずにいた。そこで段嶺の城主は、鮎が上れるように滝の岩を割り砕こうと考えたが、その計画を実行に移す前に夢の中で龍宮からのお告げを受け、結局これを中止したという。また別の話として、ある材木商が上流から材木を流したところ、その一本がこの滝に入ったきり浮かんでこなくなった。材木商は自ら滝の中へ潜り、竜王に対して材木を奪わないでほしいと訴えた。ようやく家に帰り着いたとき、当人はほんの三時間ほどが経ったつもりでいたが、家では既に三年忌の法要が営まれている最中であったという。
- 広まり方
- 1916年の『郷土研究』所収、早川孝太郎「瀧に関する話」に記録がある。
- 地域
- 愛知県新城市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ