りゅうぐう
龍宮
国内
場所・異界
- どんな話か
- 壱岐の長者原で龍宮を信仰した夫婦が、龍王から授かった「はぎわら」で望みを叶えるが、返すと全てを失う昔話。
- 細部
- 壱岐の長者原に住むある夫婦は、長年にわたって龍宮を篤く信仰していた。その信心が通じてか、あるとき二人は龍宮へ招き入れられ、龍王から「はぎわら」という宝物を授けられる。これを手にして先頭に立たせると波が左右に分かれ、瞬く間に自宅まで戻ることができた。さらにはぎわらの一部をなでながら望みを唱えると、大きな屋敷と四方に蔵が建ち並ぶ暮らしが実現し、夫婦そろって28歳の若さに戻りたいという願いもかなえられた。ところが後にはぎわらを龍宮へ返してしまうと、得たものすべてを一瞬で失う結末を迎えたという。
- 広まり方
- 1936年の『旅と伝説』所収、山口麻太郎「昔話雑考」に記録がある。
- 地域
- 長崎県壱岐市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ