りょうしんのれい
両親の霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 三度目の遍路で亡き父母に祈った翌朝、白装束の二人が眼鏡の中に見えたという体験談。
- 細部
- 語り手は四国遍路を三度目に巡っていた。四十四番の札所で、すでに世を去った父と母のために手を合わせて祈りを捧げる。その翌朝、一番に経を読み上げていたところ、菅笠をかぶり白装束をまとって杖を手にした両親の姿が、自分の眼鏡の中にはっきりと浮かび上がったという。祈りが届いた証として語られる個人の霊験譚であり、遍路の装束をまとった姿で現れる点に巡礼地ならではの色が濃く出ている。
- 広まり方
- 1995年の『会津の民俗』所収、長嶺トキ「私の心霊体験」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県久万高原町
- 年代
- 平成
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ