つるがのまつのうえのねんぶつろうば
敦賀の松の上の念仏老婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 敦賀市の里河川畔の松の上で、夜ごと白装束の老婆が鐘を鳴らして念仏を唱え、婆々居渕の名の由来になったという。
- 細部
- 敦賀市の立岩の里、河川のほとりには大きな岩を割って生えたという一本の雄松があった。この松の上には夜になるといつも、白い着物をまとった一人の老婆が現れ、鐘を打ち鳴らしながら念仏を唱え続けていたと伝えられている。この不思議な光景から、その場所は婆々居渕と呼ばれるようになったのだという。岩を割って育った松という異様な生い立ちと、そこに宿るかのような老婆の霊とが結び付けられて語られている点が興味深い。
- 広まり方
- 1993年の『えちぜんわかさ』所収、荒谷捨松の「敦賀市山の伝説」に記録がある。
- 地域
- 福井県敦賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ