しずおかのはれをおこすろうば
静岡の腫れを起こす老婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 揉め事の絶えない家で嫁が寝込むと老婆の霊が現れて体を腫れさせ、むごく扱った老婆の祟りとも狐憑きともいわれた。
- 細部
- 静岡市清水区の両河内村に伝わる話で、いつも揉め事の絶えなかったある家で、嫁が病に伏せっていると、そこへ一人の老婆が入り込んできて嫁の体を押さえつけるということが起こった。押さえられた部分は団子のように盛り上がって腫れ、いくら手当てをしても治らなかったという。同じようなことが何度も繰り返されるうち、嫁は「また婆さんが来た」と言って騒ぎ立てるようになった。この現象は、かつてその家からむごい扱いを受けたという老婆の霊による祟りとも、狐が取り憑いたためだとも語られている。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』に載った國學院大學民俗学研究会「静岡県庵原郡両河内村」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ