いかりにすわるろうば
錨に座る老婆
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 浜で一夜を明かした船乗りが、翌朝錨の上に座り睨む老婆を見た体験を口外したため、以後まったく漁ができなくなった話。
- 細部
- むかし、新島の裏手にある真っ白な浜辺に舟を寄せて一夜を過ごした者が、明け方に舟を出そうとしたところ、錨の上に腰かけて自分をじっと見つめる年老いた女の姿があった。この出来事を口にしなければ大漁に恵まれるという約束だったが、うっかり誰かに漏らしてしまい、それきり魚がまったく獲れなくなってしまったという。
- 広まり方
- 内田武志「海の話と語彙」(『旅と伝説』1934年)に記される禁忌譚。
- 地域
- 東京都新島村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ