ろくすけいなり
六助稲荷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 池のわきの新道で人を化かすといわれた稲荷で、峰には狐火が立つとも語られた。
- 細部
- 六助池のそばを通る新道は、稲荷に化かされる場所として知られていた。ある古老は池のすぐ上の葦の茂った藪で実際にその目に遭っている。家へ帰るつもりで歩いていたはずが、気づけばその藪の中に入り込んでいたという。村の者にこの話をすると、熱心に祀っているから稲荷が案内してくれたのだと言われ、以後いっそう信心を深めた。夜中に女が道案内をしてくれたと思ったら伊深まで行っていたという話も伝わる。稲荷の峰には狐火が立つといい、洞の側から来た猟師もその美しさを口にしていた。灯りがともったので向かおうとしたら別の場所に着いていたという話もある。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承の、きつねの話にある六助稲荷の項に二件が載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ