いまばりのろくぶごろしともちのきんき
今治の六部殺しと餅の禁忌
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 金目当てに巡礼を殺した家では餅が搗けなくなり、他家から貰って正月を祝うようになった。
- 細部
- 年の暮れに餅を搗いていた家へ、一人の六部が立ち寄った。家人はその巡礼が大金を持っているのを見て取り、殺して奪ってしまう。祟りゆえか、翌年の正月にはどうしても餅ができなかった。以来この家では自ら餅を搗くことをやめ、他家から譲り受けたもので正月を祝う習わしになったという。貰った餅は一月十五日に搗いて返すのが決まりで、罪の記憶が家の年中行事として毎年繰り返される形になっている。
- 広まり方
- 1984年の『愛媛県史』のうち、森正史による正月と餅の民俗の項に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ