りんしたいけん
臨死体験
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 手術で苦しんでいた話者が死者たちに手を引かれかけたが、見知らぬ人に叱られて意識を取り戻した。
- 細部
- 川を渡ろうとした際に何者かに足首をつかまれ引っ張られたという体験談がある一方、より詳しい話も伝わる。1967年前後、話者が手術後の苦しみの中にいると、先に亡くなった知人たちが次々に現れて「こっちへ来い」と手を引いた。そこへ見知らぬ人物が現れ、お前はまだ入場券を持たぬ身だから来てはならぬと一喝して追い返すと、誘っていた知人たちの姿はふっと消え、話者は目を覚ました。付き添っていた娘には「ずいぶんうなされていた」と言われたといい、あのまま引かれていたらあの世に行っていたかもしれないと振り返っている。
- 広まり方
- 群馬県史 資料編26 民俗2(1982年)所収、池田秀夫による死の予兆の記録と、資料編27 民俗3(1982年)所収、井田安雄による神異・怪異の世間話に記録がある。
- 地域
- 群馬県前橋市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ