よこたやまのいらずのれいち
横田山の入らずの霊地
国内
場所・異界
- どんな話か
- 城跡のある山の中腹に立ち入りを禁じられた一角があり、鳴動する山と埋蔵の刀の伝えが結び付いていた。
- 細部
- 横田山の頂には城の跡が残り、その中腹には古くから足を踏み入れてはならないとされる区画があった。かつてはこの場所がしばしば地鳴りを起こしたといい、薪を集めに入った者が突然の山鳴りに驚いて逃げ帰ったという話も語られていた。禁足の理由として、城の主が用いた宝剣がそこに納められているのだという言い伝えがあり、寛永元年に実際に土を掘り返したところ、伝えのとおり見事な刀剣が現れたと記されている。禁忌と埋蔵伝説が一体になった土地の由来譚である。
- 広まり方
- 1932年の『旅と伝説』所収、横田伝松の伊予の蔵川珍談に見える。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ