こめざわのしごもかようまちだのれい
米沢の死後も通う町田の霊
国内
場所・異界
- どんな話か
- 病床にあっても寺に通い続けた米沢の町田弥五四郎が、死後も霊となって住職のもとへ通っていた話。
- 細部
- 米沢に住んでいた町田弥五四郎という人物は、たいへん信心深く、毎日欠かさず寺に足を運び、帰り際には住職と言葉を交わすことを長年の習わしにしていたという。やがて病を得て床に臥せるようになっても、この寺通いの習慣だけは変わらず続けられていた。ところがある日、弥五四郎が前日に亡くなったという知らせが寺に届き、住職は驚いてしまう。なぜならその前日にも、弥五四郎はいつものように寺を訪れ、変わらぬ様子で話をしていたからである。よく事情を確かめると、本人はその頃すでに床に伏せったまま起き上がれない状態が続いていたことが分かり、住職は寺を訪れていたのが弥五四郎の霊であったと悟ったという。
- 広まり方
- 1976年の『日本随筆大成第三期』所収、佐藤成祐「中陵漫録」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ