とっとりのなきひとのくちよせ
鳥取の亡き人の口寄せ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 亡くなった家族の霊を呼び出して語らせ、病気治療や家の不幸を解決する手立てを尋ねる風習が農山村に広まっていたという。
- 細部
- 農山村の各地でみられた風習で、亡くなった恋人や幼くして世を去った子どもなど、身近な人の霊を呼び出しては、その霊と語り合うようなかたちでいろいろな事柄を尋ねる行いが広く行われていたという。単に故人をしのぶだけでなく、家族に病人が出たときの治し方や、家に続く不運をどう払えばよいかといった現実の悩みごとの解決策を、呼び出した霊の言葉から読み取ろうとする者が多かった。生者の抱える苦しみを、亡き人の声を借りて解こうとする民間の対処法のひとつといえる。
- 広まり方
- 1937年の『因伯民談』所収、鳥取郷土会「社会心理調査報告(二)」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県鳥取市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ