らいめい
雷鳴
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 性質の邪険な老母が死んだ際に雷鳴と暴風雨が起こり、黒雲が棺を空へ運び去って行方知れずになったという話。
- 細部
- 函館でのことという。ひどく意地の悪い性分で知られていた老母が世を去ったとき、それまで晴れていた空が一転して曇り、雷が轟いて稲光が走り、車軸を流すような激しい雨が降り出したと伝えられる。すると突如、黒い雲が棺を宙へ巻き上げて持ち去ってしまい、棺はそのまま行方が分からなくなったという。生前の評判の悪さが天変地異を呼び、遺体すら地上に留まることを許されなかったとする言い伝えである。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「松前怪談十種」に記録がある。
- 地域
- 北海道函館市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ