いわきのつまのにんしんとおっとのやまい
いわきの妻の妊娠と夫の病
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 四倉町や内郷では妻の妊娠に伴い夫が原因不明の胃病や大病を患い、出産の頃に治るという現象が語られる。
- 細部
- 四倉町や内郷綴町には、妻が妊娠すると妻自身は何ともないのに、夫だけが原因不明の大病にかかるという現象が複数記録されている。医者に診てもらってもどこも悪くない、あるいは胃腸が悪いだけだと言われるが、当人は激しく苦しむという。ある大工は二ヶ月以上仕事を休み、いろいろ素人治療を試みるうちに良くなっていき、その頃になって妻の妊娠が判明した。別の家では夫が肺病だと近所から嫌われ妻にもうつったと噂されたが、妻の出産を機に、あれは夫婦でのクセ(つわり)だったのだと納得されたという。
- 広まり方
- 1942年刊『民間伝承』所収、和田文夫の「男のクセヤミ」に記録がある。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ