かじきとうのおとこ
加持祈禱の男
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 加持祈禱を行う男が振る舞った人魚の肉を娘が誤って口にし、歳をとらなくなって八百姫明神と崇められたという話。
- 細部
- 佐渡の羽茂の里に住んでいた男は加持祈禱を行い、村人たちを驚かせていたという。ある晩、村人を集めて珍しい肉があるからと焼肉らしいものを振る舞ったが、気味悪がって誰も箸をつけなかった。ただ田屋のじいさんだけが、その一片をこっそり袂に入れて持ち帰る。それを知らずに娘が食べてしまい、それが人魚の肉だったため娘は歳をとらなくなった。その後娘は比丘尼となって若狭の国へ渡り、一度は佐渡に戻るものの再び若狭へ帰り、千年の命のうち二百年を国主に譲って大往生を遂げたという。若狭の人々はこの娘を八百姫明神として崇めたと伝わる。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編23 民俗2』(1984年)所収、浜口嘉寿夫の記録による。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ