おてんぐのぬれぎぬ
お天狗の濡れ衣
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 後妻が先妻の娘たちを渕に沈めながら赤城山のお天狗の仕業と偽ったが、帰宅した家成に真相を見破られ成敗されたという。
- 細部
- 高野辺家成が留守にしている間に、後妻は良からぬ家来と手を組んで、先妻が残した二人の娘を渕に沈めて亡き者にしようとした。帰宅した家成が娘たちの行方を尋ねると、後妻は赤城山のお天狗にさらわれたのだと嘘をついてごまかした。これを信じた家成は天狗を退治しようと赤城山へ乗り込んだが、調べを進めるうちに事の真相が後妻とその家来たちによる企みであったことが明らかになり、家成は真犯人であるそちらを厳しく成敗したという。天狗という存在が人の悪事を隠す口実に利用された話である。
- 広まり方
- 1982年刊『群馬県史 資料編27 民俗3』所収、井田安雄がまとめた群馬の伝説の代表例に記録がある。
- 地域
- 群馬県前橋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ