おそろしいくび
恐ろしい首
国内
場所・異界
- どんな話か
- 耕作中に土から首が現れ、住民が集落ごと移り住んだと伝わる土地の話。
- 細部
- 中山の向こう、川を越えた先はもともと条件の良い土地で、かつては五、六軒の家が構えられていた。ところが田畑を耕していると土のなかから恐ろしい首が現れ、さらに日が傾く頃には葬列のような振る舞いをする者たちが姿を見せるようになった。堪えかねた住人たちは相談のうえ、そろって溝口へ移っていったという。良田でありながら人が住まなくなった理由を、土地に残る死の記憶で説明する筋立てになっている。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、原の伝説として記録されている。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ