しょうとくじのおしょう
正徳寺の和尚
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 藩政を批判して簀巻きで沈められた僧が、のちに藩主へ祟り、怨霊神として祀られた。
- 細部
- 正徳寺のある和尚は、政治のあり方を公然と非難したことで今治藩の家老たちの怒りを買った。捕らえられた和尚は簀巻きにされ、海へ沈められて命を絶たれる。ところが天明の頃になって藩主に障りが及び、これを殺された僧の祟りと見た藩側は、八幡社の左手に小さな社を建て、怨霊神として祀ることにした。処刑した権力の側が、後に自らその霊を神として迎えざるを得なくなった経緯が語られている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、佐々木正興「伊予の妖怪変化」に記されている。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ