おしろい
おしろい
国内
場所・異界
- どんな話か
- 落城の際に姫が川へ流したおしろいが玉となって流れ、救出の合図になったという玉川の由来譚。
- 細部
- 上久堅で最も大きな川は玉川と呼ばれ、天竜川へ合流する。この名の由来として語られるのが、神の峯城が落ちたときの話である。逃れた姫は助けを求める手立てとして、身につけていたおしろいを少しずつ流れに落とした。粉は水に溶けずに玉の形をなして下っていき、それを目に留めた家来が異変に気づいて姫を救い出したという。化粧の道具が窮地の合図になり、その姿がそのまま川の名として残ったという筋立てで、地名の由来と落城の記憶が一つに結ばれている。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第二章伝説の川と橋の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ