おおうちのみずなしがわ
大内の水無川
国内
場所・異界
- どんな話か
- 芋を洗う老婆に旅の弘法大師が芋を求めたところ、断られた土地の川は涸れ、応じた下流の川には水が湧いたという。
- 細部
- 諸国を巡っていた弘法大師が、田代を流れる川のほとりで芋を洗う老婆に出会い、その芋を分けてほしいと頼んだ。老婆は洗う前の泥のついた芋を差し出したため、大師は怒って杖を川に突き立て、その場から水を消し去ってしまったという。ところが川下の新屋敷まで下ると、そこの住人は洗い終えた芋を快く差し出したので、大師は今度は逆に、水のない川底へ杖を突いて清水を湧かせたと伝わる。同じ川の上流と下流で、人の応対しだいに正反対の結果が生じたと語られている。
- 広まり方
- 1986年刊行の『大分県史 民俗篇』所収、若杉昌昭「弘法大師伝説―自然と高僧との結合―」に記録がある。
- 地域
- 大分県大分市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ