おおすぎさん
大杉さん
国内
場所・異界
- どんな話か
- 荒神の裏の大杉がひとりでに燃え、切ろうとしても翌日には切り口が塞がっていたので狸の仕業とされた。
- 細部
- 荒神を祀る社の裏手に立つ大杉が、火の気もないのに燃え上がった。人が寄って消そうとしても火勢は衰えず、三日目の夕方になってひとりでに静まったという。荒神へ燃え移っては大事だと村では伐採を決めたが、刃はなかなか通らず、半ばまで切り進めた翌朝には切り口の跡すら見当たらなくなっていた。人の手に負えぬ相手として狸の所業だろうということになり、伐採は取りやめられ、木はそのまま残された。
- 広まり方
- 1978年の『伊予の民俗』所収、森正史「民俗点描(愛媛県温泉郡重信町)」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ