おおおんな
大女
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 元禄15年、丈約3メートルの白装束の女を見た百姓が寝込み、かつて讒言で処刑された城主の女官の霊だと口走り、弔えば守り神になると告げたという。
- 細部
- 元禄15年1月13日、丹後国与謝郡の上宮津村では疫病が流行し、その後にようやく収まっていった。この騒動の少し前、1月7日の夜半、ある百姓が身の丈一丈すなわち約3メートルもある女が白装束姿で松の木の下に立っているのを目撃し、それ以来床に伏せってしまった。高熱にうかされたこの百姓が口走ったところによれば、その女はかつてこの地の城主に仕えていたが、讒言によって無実の罪で処刑された者だという。その無念を晴らすため、疫神とともに疫病を流行らせているのだとも語った。さらに、自分の命日である2月17日に弔いの祭りを行ってくれれば、以後は村を守る神になろうとも告げたと伝えられている。
- 広まり方
- 1982年の『続日本随筆大成別巻』所収「元禄宝永珍話」に記録がある。
- 地域
- 京都府宮津市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ