おおねのみょうじん
大根の明神
国内
場所・異界
- どんな話か
- 花渕崎沖の暗礁大根・小根を沖宮とし、海底から鈴の音が響くとされ、県外船の遭難が絶えない霊域とされた。
- 細部
花渕崎から東へおよそ8キロの海上に、大根、小根と呼ばれる暗礁が横たわり、東の宮・西の宮や鳥居岩と呼ばれる岩礁を伴って常に白波が砕けている。この海域を行き交う船の中には、海底から鈴の音が聞こえてくると語る者もあるという。ここへは決して船を乗り入れてはならぬ禁忌の海とされ、土地に不案内な県外の漁船がしばしば遭難したと伝わる。この暗礁を沖宮とみなし、鼻節神社の境内、海を見下ろす崖上には里宮にあたる石の祠が建てられている。
祭礼の前日にあたる6月15日には、未婚の若者たちが大根まで漕ぎ出してアワビを採り、神前に供えたのち直会で氏子一同に分け与える習わしがあり、この日をアワビの口開けと呼びならわしている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の祠堂に関する伝説の項に記録がある。
- 地域
- 宮城県七ヶ浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ