おおむかで
大ムカデ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 岩谷の悪食喜平は畑七畝ほどの大ムカデを退治して食べるほどだったが、蕎麦酒を絶たれて死んだ。
- 細部
- 岩谷に住んでいた喜平という男は、網にかかった物なら何でも口にしたことから「悪食」の異名で呼ばれていた。若い頃には畑七畝ほどもある大きなムカデを退治し、そのまま食べてしまったこともあるという。どれほど奇妙な物を口にしても、蕎麦酒さえ飲めば腹の中で消化してしまうというのが彼の体の仕組みであった。ところが、蕎麦酒を欲しがった喜平に母親がそれを飲ませなかった日があり、その日を境に喜平は命を落としてしまったのだという。
- 広まり方
- 1963年の『西郊民俗』所収、桑田靖之と富山昭による「保呂羽山麓から(二)」に記録がある。
- 地域
- 秋田県由利本荘市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ