おおくぼでらのい
大窪寺の井
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 大師が大窪寺を建てた際に唐伝来の錫杖を突き立てると清水が湧き、俗人が手を洗うと水の色が赤く変じたという。
- 細部
- 香川県さぬき市に伝わる霊験譚である。大師が大窪寺を造営していたとき、唐から持ち帰った錫杖をある場所に突き立てたところ、そこから清らかな水が湧き出したという。この井戸は今も大窪寺の井として伝わっているが、ただの水ではないとされ、俗世の欲にまみれた者が手を洗い口をすすごうとすると、たちまち水の色が赤く変わってしまうという。清浄な信仰の水と俗人の身との間の境目を示す話として語られている。
- 広まり方
- 1943年の『ひだびと』所収、三木春露「讃岐郷土異聞(一)」に記録がある。
- 地域
- 香川県さぬき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ