おおいわ
大岩
国内
場所・異界
- どんな話か
- 碇山の中腹には神武東征の折に船の纜を結んだという大岩があり、崩れ落ちれば周辺が荒海になると伝えられる。
- 細部
- 大分市内に碇山と呼ばれる小さな丘があり、そこに大岩と称される岩が残っている。伝えによれば、神武天皇が東へ向かって進軍したという遠い昔、この一帯はまだ陸ではなく波打ち際であったといい、通りかかった船がこの丘の中腹の岩に錨綱をつないで停泊したのがはじまりとされる。地元では、もしこの岩が丘から崩れ落ちるようなことがあれば、あたり一面がふたたび荒れた海に戻ってしまうと言い伝えられており、陸地の安定と一つの岩の存在とを結びつけて語る点が特徴的である。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』に掲載された市場直次郎「瓜生島陥没伝説補遺」に記録がある。
- 地域
- 大分県大分市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ