おおひとのてのあと
大人の手の跡
国内
場所・異界
- どんな話か
- 山中に大人(巨人)が捨てたと伝わる石があり、その表面には手のひらの跡が残っているとされる。
- 細部
- 山口市内には、大人と呼ばれる巨人にまつわる伝承がいくつも残されており、その一つに大きな石にまつわる話がある。この石は巨人が持て余して投げ捨てたものだと語られ、里人からは大人の捨石と呼び習わされてきた。よく見ると石の表面には、まるで巨大な手のひらを押し当てたかのような窪みや跡が刻まれており、これが大人の手の跡と称される所以になっている。人間離れした大きさの生き物がかつてこの土地を歩き回っていたのだと、素朴な形で伝えるための証として、この石が語り継がれてきたのだろう。
- 広まり方
- 1927年の『民族』所収、小川五郎「周防長門の大人遺跡」に記録がある。
- 地域
- 山口県山口市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ