おおひとのにぎりめし
大人の握飯
国内
場所・異界
- どんな話か
- 長門峡の入り口に立つ飯尾山は、その姿から大人が握った握り飯に見立てられて呼ばれてきたという。
- 細部
- 山口市を流れる阿武川の景勝地として知られる長門峡、その入口付近に飯尾山という山がそびえている。この山は、なだらかで丸みを帯びた独特の山容をしていることから、巨人である大人が握りしめて置いていった握り飯に見立てられ、そう呼び習わされるようになったのだという。実際に食べ物というわけではなく、あくまで山の形状を大きな握り飯になぞらえた見立ての伝承であるが、この地域一帯に色濃く残る大人にまつわる遺跡伝説の一つとして、飯尾山の呼び名にもその面影が刻まれている。
- 広まり方
- 1927年の『民族』所収、小川五郎「周防長門の大人遺跡」に記録がある。
- 地域
- 山口県山口市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ