のちづまをうらむぼうさいのおんりょう
後妻を恨む亡妻の怨霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 後妻を迎えぬよう夫に頼んで死んだ妻が、約束を破られた夜から怨霊となって夫の枕元に現れたとされる。
- 細部
- 筑西市に伝わる話には、死者の怨霊が現れて人々に恐れられた二つの例がある。常州松原村では、死に際に夫へ後妻を迎えないよう頼んだ妻が、夫の再婚した夜から現れ、夫の首に取りついて顔をのぞきこんだ。夫は祐天上人の教えに従い、大勢で念仏を唱えて怨霊を鎮めた。別の話では、植えた覚えのない西瓜の下から人間の髑髏が出て、西瓜はその目から生じていた。前者は神谷養勇軒『新著聞集』を収めた『日本随筆大成』第2期1974年、後者は広瀬半之助「西瓜になった死霊」を収めた『茨城の民俗』1985年に記録されている。
- 広まり方
- 江戸期の随筆集や1985年刊行の民俗誌に、死者の執念にまつわる話として収録されている。
- 地域
- 茨城県筑西市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ