はかのひをとうおんな
墓の火を問う女
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 子を背負った女に墓の火が見えるかと問われ、見えないと答えると姿ごと消えていたという話。
- 細部
- 子どもを背に負った女が近づいてきて、あそこの墓に火が見えるかと筆者に尋ねたという。目を凝らしてもそれらしい火は見当たらなかったので、見えないと答えると、女はすぐにその場を離れていった。ところが、あたりをどれだけ見渡しても女の姿はどこにもなかった。問いと答えの一往復だけで終わり、名も素性も目的も語られないまま消えてしまう点に、この体験談の据わりの悪さがある。怪火を見る目を試されたかのような後味だけが残る。
- 広まり方
- 1941年の『郷土研究上方』に載る黒羽兵治郎の盂蘭盆の宵に、筆者自身の見聞として記されている。
- 地域
- 滋賀県草津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ