おにづか
鬼塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 掘り返した塚から角の生えた頭骨が出たと伝わり、討たれた鬼を埋めた場所だと語られてきた。
- 細部
- 水内郡鬼無里村にある鬼塚と呼ばれる塚を掘ったところ、骨が現れたという。頭の骨には角が二本あり、顎から角の先までは三尺ほど、手足とおぼしき骨も混じっていた。土地の人々は、平惟茂が戸隠山の鬼を討ち取って葬った跡だと説明する。また鬼を退治したことにちなんで鬼無里という地名がついたのだとも語られる。塚の出土という具体的な出来事が、鬼退治譚と地名の由来を同時に裏づける証拠として持ち出されている点に特徴がある。
- 広まり方
- 1977年刊『日本随筆大成第三期』所収、天野政徳『天野政徳随筆』に記録がある。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ