おにさんたせんにん
鬼三太仙人
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 伊達政宗に召された衣川の異人が、義経主従の最期を語り伝えたという鬼三太仙人。
- 細部
- 衣川には異人が住んでおり、坊主頭で眼光鋭く、自らの名は名乗らないまま文武両道を語り、子供の癇の呪いや占いをして人々を助けていた。礼は決して受け取らず、枸杞茶を好み、朱塗りの箱をひとつだけ持ち歩いていたという。伊達政宗が無理を言ってこの箱を開けさせたところ、中には三軸三翰三張と観音像が納められており、その像に「鞍馬東光坊から鬼三太へ与える」と記されていたことから、その名が知れ渡った。昔のことを尋ねられると「たいていは忘れたが」と前置きしつつ、源義経主従の最期をよく語ったという。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1931年、藤原相之助「奥州の仙人伝説-枸杞に関する仙話-」に記録されている。
- 地域
- 岩手県平泉町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ