おにまる
鬼丸
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 坂上田村麻呂に追われて逃げた鬼丸が峠の名の由来となり、討たれた首やすねが地名になったという。
- 細部
- 昔、鬼丸という者が坂上田村麻呂に追われ、衣川から逃げてきた。ある峠で振り返ったところ田村麻呂の姿が見えなかったため「ここはタノモシイ峠だ」と口にしたが、実際には田村麻呂がすぐ後ろに迫っており、鬼丸は再び逃げ出した。以来その峠は「タノモシクナイ峠」を略して茂志内峠と呼ばれるようになったという。鬼丸は鬼沢の沢にある鬼柳というところで追いつかれ、討ち取られてしまった。討たれた鬼丸の首が流れ着いた場所が首崎、すねが流れ着いた場所が脚崎と呼ばれるようになったと伝わっている。
- 広まり方
- 1965年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「岩手県気仙沼郡三陸村越喜来」に記録がある。
- 地域
- 岩手県大船渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ