おにこ
鬼子
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 西ノ島町蔵ノ谷では庚申の夜に嫁や婿を迎えると鬼の子や蛇の子が生まれるとして結婚を忌む言い伝えがある。
- 細部
- 西ノ島町の蔵ノ谷地区に伝わる、庚申の日にまつわる結婚の禁忌についての話である。この地区では「庚申の晩に嫁婿とるな」という言葉とともに、もし庚申の夜に嫁や婿を迎えて夫婦の契りを結ぶようなことがあれば、生まれてくる子は普通の人の子ではなく鬼の子であったり、あるいは蛇の子であったりするだろうと言い伝えられてきた。そのため地域の人々は、庚申にあたる日を選んで嫁取りや婿取りをすることを避けるようになったとされ、暦の上での吉凶を気にする庚申信仰が、婚礼という人生の節目の習わしにまで及んでいたことをよく示す事例である。
- 広まり方
- 1964年刊行の雑誌『庚申』に窪徳忠が「隠岐に伝わる庚申の説話」として報告した事例で、隠岐諸島に残る庚申にまつわる禁忌の聞き取りをもとにしている。
- 地域
- 島根県西ノ島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ