やいづのすりばちをかぶせるせつぶん
焼津のすり鉢をかぶせる節分
国内
場所・異界
- どんな話か
- 節分の夜にすり鉢を子供の頭へかぶせて鬼を遠ざける風習と、灸の跡を鬼のしわざに見立てて言い聞かせに使う言い回しが焼津に残る。
- 細部
- 焼津では節分の晩になると、鬼がやってくるからといって、子供の頭からすっぽりすり鉢をかぶせてしまう風習があった。またもう一つの話として、顔にできたお灸のあとのような傷跡は鬼に取り憑かれた印だとされ、親の言いつけを守らないでいると同じように鬼に取り憑かれてしまうぞと脅す文句とともに、子供を戒めるために使われていたという。こうした言い回しは特別なものというより、日々のしつけの一環として自然に口にされていたと伝えられている。
- 広まり方
- 1993年刊『静岡県史 資料編24 民俗2』所収、竹折直吉「悪霊と妖怪」に2件とも記録されている。
- 地域
- 静岡県焼津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ