とおかまちのくさなきいわとおにのよめ
十日町の草なき岩と鬼の嫁
国内
場所・異界
- どんな話か
- 小正月の鬼が食べ過ぎて糞をしたため草の生えない岩場の由来と、便所で消えた嫁が鬼の妻になっていたという池尻集落の伝説。
- 細部
- 正面倉山にはカユノクソノハゲと呼ばれる草の生えない岩肌があり、小正月に鬼が小豆粥を食べ過ぎて、その場に大便を垂れてしまったせいで以来草が育たなくなったのだと伝わっている。もう一つ、池尻集落に嫁いだオオモという女は、夜中に便所へ立ったまま姿を消してしまった。家の前の簀の子に大量の髪の毛が絡みついていたことから、鬼にさらわれたのだと村人は悟った。オオモは千年のアンジュ様のお堂に向かって三度助けを呼んだが、アンジュ様が動き出す前に連れ去られてしまう。数十年後、山奥で狩人がオオモに再会したところ、彼女はすでに鬼の嫁になっており、それきり誰も彼女を見た者はいないという。
- 広まり方
- いずれも『奴奈川の民俗―新潟県東頚城郡松代町奴奈川地区―』(1985年)の「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録されている。
- 地域
- 新潟県十日町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ