せとうちちょうのおにをしりぞけるかどまつ
瀬戸内町の鬼を退ける門松
国内
場所・異界
- どんな話か
- 加計呂麻島の正月飾りの由来譚で、天から降りた鬼が門松の竹や松によって退けられたと伝え、鬼が恐れる草木とされている。
- 細部
- 加計呂麻島では正月の門松に竹や松を用いる理由が、鬼にまつわる昔語りで説明される。天から降りてきた鬼が、ある家の門に立てかけてあった竹で腹を突いて死んだため竹を飾るようになったという話や、松の木に繋いでおいた兎を鬼が引き抜いて持ち去った際、松の根を辿って兎を取り戻したことから鬼が松を恐れて近寄らなくなったという話が伝わる。さらに元日の朝、東の空に黒雲が三又に分かれて見えるのは、地上の門松を恐れる鬼の姿だとも語られている。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』に掲載された昇曙夢「島の思ひ出―(かけろま歳時記)―」に記録がある。
- 地域
- 鹿児島県瀬戸内町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ