さけがわのおにのばくちとじいのちえくらべ
鮭川の鬼の博打と爺の知恵比べ
国内
場所・異界
- どんな話か
- 地蔵の助言で鬼の博打の金を得た爺と、それを真似て笑ってしまい鬼に懲らしめられた別の爺の対照的な話。
- 細部
- ある爺さまが地蔵さまから助言を受け、鬼がやってくるのを梁の上に隠れて待ち構えた。夜が更けると鬼たちが集まってきて賭け事に興じ始めたので、地蔵の教えどおりに鶏の鳴き声を三度真似てみせると、鬼どもはあわてふためいて賭けていた金を残したまま逃げていった。爺さまはその金をすべて拾い、まるまる自分のものにしたという。この一件を耳にした別の爺が、同じ手口で自分も一儲けしようと梁に上って待ち伏せたが、鬼の様子がおかしくてつい笑い声を漏らしてしまい、たちまち見つかって散々に痛めつけられた。命だけは助かったものの、泣きながらすごすごと家に逃げ帰ったと伝えられている。
- 広まり方
- 1966年刊『芸能』所収、野村純一「どんぺからっこ・ねっけど」二十二・二十三話に記録がある。
- 地域
- 山形県鮭川村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ