おたるのしょうぶとよもぎのおによけ
小樽の菖蒲と蓬の鬼除け
国内
場所・異界
- どんな話か
- 鬼に追われた人が菖蒲と蓬の茂みに隠れて助かったことから、節句に菖蒲をさす風習が始まったという話。
- 細部
- 小樽の忍路村に伝わる話である。ある人が鬼に追いかけられて逃げているうち、たまたま菖蒲と蓬の茂る場所に飛び込んで身を隠したところ、鬼はそれ以上追ってこず、命拾いをすることができたという。この出来事にちなんで、五月の節句には家の出入り口すべてに菖蒲を挿す習わしが根付いたと伝えられている。鬼から逃れるのに役立った植物を厄除けとして用いる、節句行事の由来にまつわる話である。
- 広まり方
- 1967年の『民間伝承』所収、木村誠一「松前総社堂春の年中行事」に記録がある。
- 地域
- 北海道小樽市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ