おおさきしのおにこうべちめいのゆらい
大崎市の鬼首地名の由来
国内
場所・異界
- どんな話か
- 鬼首の地名由来には、田村麻呂が討った鬼の首が落ちた説や、蝦夷を鬼と呼んだ説、鬼を焼いた灰が蚊になった説など複数の言い伝えがある。
- 細部
- 鬼首という地名の由来には、いくつかの異なる言い伝えが残っている。一つは、坂上田村麻呂が鬼首峠で討ち取った鬼の首がこの地に落ちてきたことにちなむという説である。また別の言い伝えでは、田村麻呂に討たれた蝦夷の人々を当時「鬼」と呼んでおり、降参して住み着いた蝦夷の地が鬼切辺と称され、それがなまって鬼首になったのだという。さらに、お不動様がこの地に入り込もうとしていた鬼を捕らえて殺し、火で焼いたところ、その灰が蚊に姿を変えて、今なお人の血を吸い続けているのだと語る話も伝わっている。地名の起源をめぐって蝦夷征討の記憶と鬼退治の説話とが重なり合っている点が興味深い。
- 広まり方
- 1968年の『常民』宮城県玉造郡鳴子町鬼首地区調査報告書(中央大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 宮城県大崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ